【ソーラーパネルを日常使いする際の注意点とオススメの使い方】Anker

この記事は約 7 分で読めます。

今回はAnkerのソーラーパネル”Anker PowerPort Solar Lite”についてレビューしていきます。

Anker公式サイトによると、当ページで紹介しているような小さめのソーラーパネルは販売が終了したようです。より安価な製品が増えてきた影響かもしれません。かくいう私も2,000円のものを試しに買ってみました。それなりに使えますが発電量はAnkerのものに比べて劣ると感じます。

ソーラーパネル_充電できない“と検索してこのページにたどり着く方が多いようなので、参考になればと思い購入はできませんが文章は当時のまま残しておきます。
※2024年8月13日追記

下の方で5V1.5Aが限界と記載しましたが、3月に5V2A超を記録したことがありました。
条件が揃えばカタログ通りのスペック(15W)の発電が可能かもしれません。
調べてみると性質上パネル自体の温度が上昇すると発電効率が悪くなるとのこと。
冬期に日照時間の割に発電量がそこまで落ちない理由はそれかもしれません。
※2023年4月23日追記

まずは使ってみてよかったところと残念なところのまとめです。

  • 太陽光で充電できるお得感
  • 晴れた日が嬉しい
  • いざという時の備えとして安心
  • 発電条件が意外とシビア
  • パネル2枚の限界
  • ケーブルの注意点
  • モバイルバッテリーと電流計の利用がおすすめ

購入満足度・・・・85点 5 out of 5 stars

以下詳しく説明していきます。

目次

購入動機・場所・金額・使用期間

我が家はマンションなのですが、それなりに日当たりがいいです。

ソーラーパネルというとアウトドアや非常時のイメージがありますが、もしかして日常的に使えるのでは?と思い2022年3月にAmazonにて購入。

価格は5,332円でした。

購入後10ヶ月ほど使用してのレビューとなります。

比較商品

Amazon等でソーラー発電ができる機器を探すと沢山出てきます。

モバイルバッテリーの裏面がソーラーパネルになっているものから、本格的な家電が使えるようなサイズまで様々です。

基本的にソーラーパネルの面積が発電量に直結するので、大きい物ほどいいですが比例して価格も上昇します。
日常的に使用してスマホ1,2台の充電をメインに考えているならこの位のサイズで十分だと思います。

バッテリー内蔵のタイプもありますがバッテリーが寿命を迎えたらパネルも使えなくなってしまうことを考慮し、パネルだけの製品を購入。

安全性を考えて無名なメーカーよりはそれなり名の知れている方がいいだろうとAnker製品を選択しました。
18ヶ月の補償もついてます。

注意点

電気代の高騰を受けて購入を検討している方にはいきなり残念なお知らせになりますが、このソーラーパネルで元を取ろうと考えるのは非常に難しいです。

家の屋根に付けるタイプの大きなソーラーパネルで元が取れるのに10年、或いはそれ以上かかるのとその点は同じです。
つくりはそれなりに丈夫ですが外で充電することが多く耐久性を考慮すると厳しい気がします。

表面は撥水性のある布地で5か所のフックリングもしっかり縫われています

実はスマホを1回充電するのに必要な電気代は1円もかかりません。せいぜい0.5円ほどです。

このソーラーパネルで1日に充電できるのが5000mAh~10000mAh
電気代にして1円~2円程度。毎日晴天で10年近くかかってようやく5,000円という計算です。

もちろんアウトドアなど電源が無い所や、災害等の停電時にはとても有用ですし、一つ持っていると非常に安心できる存在なのは間違いありません。

天気さえ良ければ電気が作れるのはそれだけで価値があります。

おすすめの使い方

良かった点は

  • もちろん太陽光で発電できるところ
  • 吊り下げ可能なので色々な場面で充電可能な点
  • 畳むと薄くコンパクトになる点

などありますが、今回はおすすめの使い方について紹介します。

モバイルバッテリーに充電する

充電はUSBが2口あるのでスマートフォンやタブレットを二台まで直接繋いで充電可能です。

ただ、天候によって発電量が安定しなかったり、屋外にスマートフォン等を置きっぱなしにするのは不便で機器にも良くないのでおすすめしません。
曇ったり晴れたりして画面の点灯消灯を繰り返すと逆に残量が減ってることさえあります。

ですので日常的に使うのであれば一旦モバイルバッテリーに電気を貯めるという形が無難だと思います。
私は10,000mAhのモバイルバッテリーを2台交互に使用しています。

晴れが続くとスマホ2台ぐらいなら余ってきますので、USB充電できる他の機器に電気を回せます。

電流電圧チェッカーの利用

USBタイプのチェッカー(テスター)を使うとどれだけの発電ができているのかわかるのでとても便利です。
私が購入したタイプは簡易的なものですが時間や累積の電力も表示され、一日の発電量や時間を把握できます。

夏の日照時間が長い日だとベランダに放置で8000mAhほど充電可能でした。こまめに移動したり屋上や庭等の条件がもっと良い場所なら更に多くの発電が期待できます。
モバイルバッテリー側でも現在の蓄電量は大雑把にわかりますが、現在流れている電流が重要なので初めてソーラーパネルを使用する方は特にチェッカーの使用をおすすめします。(理由は後述)

カゴがあると便利

上にソーラーパネル、カゴの中にモバイルバッテリーを置けばモバイルバッテリーに直接日が当たることもなく、そのまま収納もできるのでおすすめです。
立てかける際の支えにもなります。

気を付けたほうがいいところ

晴天の日しか充電できない(結構シビア)

慣れないうちは安定して充電するのが意外と難しいです。

晴れていても少し雲がかかったりパネルの一部が影になると途端に発電量が落ちます。

テスターで電流を見ると1.2Aから一気に0.2Aといった具合に変動が激しいです。
ですので明るく感じても雲が多い日は充電できないと考えた方がいいです。

レビューで “あまり充電できない” といった書き込みもありますが、こういったことも原因なのではないかと思います。

充電できないレベルの日差しでもUSB差込口のLEDは点灯するので注意

また角度も重要で、太陽に対して直角だと1.2Aでも角度が悪いと0.7Aだったりします。

理想は太陽に対して90°

そんな意味でも電流チェッカーはあったほうが安心です。
チェッカー自体の電気使用量は極わずかですし、溜まった量を確認できるのはちょっとした楽しみでもあります。

2口は厳しいしロスもある

充電口は2口ありますが、パネルの面積的に二台同時の充電はちょっと厳しいかなと感じます。

そしてモバイルバッテリーに一度電気を溜めてそれをスマホに移す場合はロスが発生してしまうので、発電量全てをそのままスマホ等の充電に使える訳ではないのも注意点です。

加えてモバイルバッテリーの寿命も気になる点ではあります。

USBケーブル

盲点だったのがUSBケーブルの存在です。

付属の”USB Type-A→Micro USB Type-B“のケーブルは最高1.5Aぐらいまで電流が流れますが、手持ちの古いケーブルはほとんどが1.0Aまでしか出ないものでした。

これもチェッカーを使ったからわかったことで、充電する際はケーブルによって発電量を損する可能性もあるので注意が必要です。

まとめ

残念な点もあげましたが、購入して非常に満足しています。
元が取れないとはわかっていても、電気代の値上げの影響もあり一層お得感を感じられ晴れの日がより楽しみになりました。
何より一台持っているといざという時に安心です。

日照時間が長い夏の方がもちろんいいですが、2月の現在でも晴天なら一日6000mAh以上の充電も可能。
ガラス越しで多少発電量が減少しても冬の太陽の角度だと室内でも充電できるのは夏場には無いメリットです。

冬場は南向きの窓に吊るしても充電できます

私が購入したタイプは入手がやや難しそうですが、パネルが一枚多いタイプがそこまで変わらない価格で販売されているのでこちらも良さそう。
パネル2枚だと発電量は5V1.5A強がギリギリですが3枚なら二台同時充電が可能かもしれません。

こんな方におすすめ

  • アウトドア好きな方
  • いざという時に備えておきたい方
  • ポイントなどコツコツ貯めるのが好きな方
  • 日当たりがいいのをもったいないと思っている方
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次