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今回はAnkerのワイヤレスヘッドホンSoundcore Life Q30(ネイビー)についてレビューしていきます。
ノイズキャンセリング初心者のレビューとなります。
まずは使ってみてよかったところと残念なところのまとめです。
- ノイズキャンセリング
- スマホアプリ対応
- 電池の持ち
- タッチ操作
- 酔う人もいる
- 遅延
- 有線時の挙動
購入満足度・・・・85点
以下詳しく説明していきます。
購入動機・場所・金額・使用期間
基本的にPCから音を出す時はイヤホンかヘッドホンを使っています。
初めは有線イヤホンを長いこと使っていました。
そこから有線のヘッドホンを使ったり、無線のイヤホン、左右独立したAirpods型の格安品と色々試してきました。
無線はやはり便利です、コードを引っ掛ける心配も無く付けたまま移動できますし。
しかし5,000円以下で無線のものは壊れやすく、仕事でも使うことから10,000円クラスの長く使えそうなものを探していました
そんな時たまたま見ていたレビュー系Youtuberさんがこの商品が紹介していて良さそうだったので購入。
2021年8月amazonにてセール価格で7,992円でした。
購入後9ヶ月間で週5,6日、一日あたり2~10時間使用してのレビューとなります。
比較商品
このジャンルはこだわり始めるとキリがない世界です。
もちろん高価なものは品質もいいのでしょうが、金額と音質をどの程度で折り合いをつけるかが重要になってきます。
実際の商品を聴き比べするにも店頭でちょっと試したところで全てがわかるとも思えません。
色々な方のレビューを見たり読んで判断するしかないのが現状でしょうか。
1万円以下でこの音質は驚きといった感じのレビューが多かったのも購入のきっかけとなりました。
このレビューもお役に立てれば幸いです。
良かったところ
ノイズキャンセリング
初ノイズキャンセリング(以下ノイキャン)だったのですが、周囲の音がかなり聞こえにくくなるので驚きました。
かなり大げさに言うと周りの気配が消えて、世界で一人だけになったような。
文字通り雑音をシャットアウトできるので、音を流さずノイキャンだけ利用して作業を集中して行うという使い方もできます。
電車内などで音楽を聞ける理由がようやくわかりました。
スマホアプリ対応
スマートフォンに専用アプリを入れることで、音質の変更やノイズキャンセリングのモード、強さを変更することができます。
一風変わった機能としては風の音や鳥のさえずりなどをヒーリングミュージックとして流すことができます。
電車やバスなど移動中に寝る時なら使えるかもしれません。
電池の持ち
バッテリーは結構持ちます。
充電はUSB Type-Cなので使いやすく、公称値がノイキャン有りで40時間、無しだと60時間となっています。
残量についてはスマホアプリで確認できる他、Windowsの場合はタスクバーのBluetoothマークをダブルクリックすることで大まかな値をチェックできます。
タッチ操作
これは賛否があるようですが、右耳側の外側がタッチセンサーになっていて触ることでノイキャンと外部音取り込みを切り替えることができます。
これが意外と便利で周りの音を聞きたい時はタッチ(長押しならぬ長タッチ)するだけで操作ができます。
慣れないうちは耳に装着する段階で触ってしまい動作してしまうのが使いにくいと感じるようです。
有線ヘッドホンとしても利用可
付属している3.5mmのAUXプラグを繋げば有線ヘッドホンとしても利用できます。
この場合電池の消費がありませんし、ハイレゾ音源にも対応できます。
残念なところ
人によっては酔う
前述の通りノイキャンは便利です。
ただ、私の場合初めて使ったこともあり初めの頃はなかなか慣れませんでした。
付けていると30分ぐらいで口が渇いてきます。
検索してみるとノイキャンで酔うことがあるようで、まさにその症状でした。他にも頭がふわふわしたり、ひどいと頭痛や吐き気など乗り物酔いのような症状が出る人がそれなりにいるようです。特に酔いやすい体質でもないのですが。
幸いにも私の場合は2週間ほどすると、長時間装着していても気にならなくなったので慣れたというか、適応したのでしょう。
「体質的に合わない人もいるので、合わなかったらノイキャンの使用は止めましょう」という意見もあるようですが、それほど重症で無ければ慣れる可能性もあります。もちろん無理は禁物ですしおすすめはしません。
正直なところ、購入直後はこのままだと手放すしかないと真剣に悩んでいたので同じ状況の方の参考になればと思います。
遅延がある
無線なのでどうしても遅延が発生してしまいます。
本品は対応コーデックがAACとSBCとなっていて、これは大体0.1~0.2秒ほどの遅延があるようです。
aptXやaptX LLといったコーデック対応製品であればより遅延が少なくなります。
ということは調べてわかったのですが、明らかに遅延がひどい。1秒近く音が遅れている感じでした。
それまではかなり古めのbluetooth4.0のアダプタを使っていたのでもしかしてこれが原因かと思い、bluetoothアダプター5.0のアダプタをamazonで1,090円で購入。
その結果かなり遅延が減り、違和感がほとんどなくなりました。
あまりにも遅延がひどい場合はその辺りを見直してみると改善するかもしれません。
それでも音ゲーや格ゲーをするのには厳しいので、そのような場合は有線接続がおすすめです。
有線だとノイキャンが使えない
有線接続だと遅延が無くなりますが、ノイキャンが使えなくなります。
ケーブルを繋げると本体の電源が入らなくなりマイクを含め多くの機能が使えません。
他にもBluetooth接続が2台まで(同時接続は不可)なので家でPC、外出先でスマホと接続した場合、それ以上の接続は有線となる点は注意が必要です。
また細かい点としては、有線ケーブルを繋げるのが右耳側なので若干違和感があります。(左耳側は充電のUSB差込口)
参考までに
ヘッドホンカバーがおすすめ
初めはそのまま使っていました。
ですがこのままだとイヤーパッド(耳あて)の劣化や、特に夏場を考えると衛生的にも良くなさそうだなと感じカバーを購入。
8-11cmサイズでちょうどでした。
洗濯もできますし夏場に蒸れる感じもなくなりました。
一方で耳への密着度が下がった分ノイキャンの効きは悪くなった印象があります。
より伸縮性の高いヘッドホンカバーへの交換も検討中です。
10ヶ月ほど経ちますが頭頂部のクッションもイヤーパッド部分にも劣化は見られません。
ヘッドホンスタンドも探しましたが気に入ったものが見つからず、100均にあった「C」の形のドアストッパーが柔らかく丁度良さそうだったので自作することに。
端材にニスを塗ってL字金具で止めて完成、200円ほどでできました。
ケース騒動
amazonのレビューを見ると未だに目に付きますが、低評価の理由として途中から付属のケースが変更になったことがあげられます。
私も紹介動画で見たのは四角のハードケースですが、購入時は楕円形のケースに変更されていました。
四角のケースはイヤーパッド型に凹みがあり使いやすく、頑丈そうなタイプでした。
その変更点が商品紹介ページになかなか掲載されず混乱が生じたという経緯があります。
商品自体に変更は無く、変更後のケースも質が悪いという感じではありませんが、持ち運ぶなら頑丈なケースの方が良いですしこの辺りの対応は少し残念でした。
まとめ
あまり音に拘らないからと2~3000円のクラスのイヤホンやヘッドホンを何度も買い替えている方には是非おすすめです。
頭部への締め付けもきつくなく長時間使用できますし、マイクが付いているのでヘッドセットとしても利用可能です。
色々なところで評価が高くとりあえず間違いのない商品だと思います。
一点注意するのはアプリを入れないと、ノイキャンのモード変更もイコライザーも設定できない点です。
一度アプリから設定してしまえばその設定は引き継がれるので、その後はスマホとの連携を切っても問題ありません。
無線でもハイレゾ音源対応の機種を探しているならQ35という選択肢もあります。
こんな方におすすめ
- 安物買いの銭失いはもうやめたい方
- でも数万円のものは必要ない方
- ノイズキャンセリングを試してみたい方