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今回はシャープの加湿機能付き空気清浄機KI-LS50-Hについてレビューしていきます。

空気清浄機は花粉の季節だけでなくハウスダスト対策など基本的に24時間使うもので、どちらかというと買い替えやスマート家電としての購入を検討している方向けの記事となります。

まずは使ってみて良かったところと残念なところのまとめです。

  • スマホで操作可能
  • プラズマクラスター25000
  • キャスター付き
  • 音が大きい
  • まぶしい
  • 無線LANまわり
  • 金額
  • 背面吸気とトレードオフの使い捨てプレフィルター

購入満足度・・・・75点 3.8 out of 5 stars

以下詳しく説明していきます。


目次

購入動機・場所・金額・時期

10年近く使っていた同じくシャープ製の空気清浄機(KC-Y65-W)が限界を迎えました。

センサーが不調でフィルター類は交換できるものの、プラズマクラスター発生装置は交換ができません。

しかもその機種に搭載のプラズマクラスター7000は1,2年で効果が切れるらしいという情報もあり、またシャープにするなら今度は交換できるものにしようと考えていました。

2021年7月にamazonにて25,800円で購入。

購入してから9ヶ月ほど毎日24時間使っており、その上でのレビューとなります。

高さ63cmと存在感があります

比較商品

空気清浄機と加湿器は別々の方がいいという意見もありますが、できればモノを増やしたく無いですし以前の機種も付いていたので加湿機能ありに。

そしてダイキンやパナソニックなど他のメーカーも検討した結果、ある程度の消臭効果も期待してプラズマクラスターのある慣れ親しんだシャープ製ということに落ち着きました。

しかも今回はより効果があるとされるプラズマクラスター25000搭載の機種に。

型番のKI-LS50-Hについて

KIが加湿機能+プラズマクラスター25000、もしくはさらに上のプラズマクラスターNEXT

Lが2019年製、Sはグレード(JSだと2018年製でNSが2020年製、PSが2021年製とアルファベットが1つおき)

50は対応床面積(40,70,100など)、最後のHはカラー(グレー)となっています

カラーに関しては基本的に白が多いのですが、長年使うと黄ばんだり汚れが目立つことも考えてグレーを選択。
グレーというより黒に近い色合いになっています。

今回のレビューで一番書きたかったのは、なぜ2021年に2019年発売の機種を選んだのかということです。

それは型落ちで値段が下がっていたのもありますし、それ以上に後継機種の2020年発売のKI-NS50アプリ(無線LAN)対応では無くなってしまったからです。アプリ対応機種となると一ランク上のKI-NS70以上を選ぶ必要がでてきますが価格も上がり流石に大きすぎます。

6畳ほどの仕事場兼寝室で使う予定でしたので、40クラスでも十分でしたがリビングで使う可能性も考え50クラスとしました。価格がほぼ同じでしたので。

なのでKI-LS50もしくは同じくアプリ対応の一世代前のKI-JS50辺りも選択肢に入れて探していたところ、ちょうどamazonで3000円引きセール中だったことがこの機種の購入の決め手となりました。

写真のように製造は2021年となっています。

正直なところ、加湿空気清浄機のメインである空気清浄機能や加湿機能に関しては他の製品と直接比較したり、目に見える数値としてわかる訳ではないので詳しくは書きません。

その辺りはプロの方の検証やカタログのスペックを信じることとして、主にそれ以外の点や以前の機種との比較についてレビューしていきます。

もちろんセンサー感度などの品質に関しては申し分なく普通に使う分には特に不満はありません。

空気清浄機は目立たない方がいい家電だと思っていますので、普通に使う分に不満が無いのはとても素晴らしいことだと思います。

また以前から空気清浄機を使用していましたので、初めて使った時のような空気の汚れや臭いに反応してすごい!みたいな感動は無くてすみません。

併せてプラズマクラスターの効能に疑問や否定的な意見があるのも事実だとお伝えしておきます。

良かったところ

スマホで操作ができる

何と言っても無線LAN対応でスマホアプリ(COCORO AIR)で操作ができる点、やはりこれに尽きます。

他の部屋や外出先からも操作できるのはもちろんのこと、現在の室内の状況(温度・湿度・空気の汚れ具合)や電気代、消耗品の劣化度が確認でき、加湿用タンクの水切れやフィルター等の掃除のタイミングを通知してくれます。

空気清浄機のお手入れは忘れがちなので助かっています。

アプリ画面

加えてシャープのクラウドサービスに登録すれば屋外の空気の状況や生活パターンに合わせて自動で選択してくれる機能もあります。
私は突然動き出されても嫌なので使っていませんが。

またGoogleアシスタントやAmazon Alexa等のスマートスピーカーにも対応しているようです。

他にもシャープの無線LAN対応家電を使っているのであれば同じアプリで管理できるので複数のアプリを入れる必要が無いのもいいところです。

プラズマクラスター25000搭載

これに関しては正直なところものすごく体感できるわけではないです。

以前の7000と比べてすごい!という感じも特にしませんが発生装置を交換できるので、プラズマクラスターの効果が無くなる心配がないのはいいところだと思います。


他にも給水タンクが使いやすくなっていたり、本体にストッパー付きのキャスターがついているので水が入った重い状態でも移動がしやすいという点も挙げられます。

掃除する際など地味に便利な部分だと思います。

残念なところ

風量と音

一方で気になったのは、モードによって風量が強すぎるところです。

正確にいうと本体サイズというか本体の作りに対して風が強すぎるのか、本体が震えて吹き出し口もビリビリとなるのです。

以前の機種では30分間強い風を出すシャワーモードがあり、そこそこ使っていました。

似たようなものかと思い効果実感モードを使ってみるとその風量と轟音は比較にならないほど大きく、初めて使った時はかなり驚きました。

操作パネル

また、パワフルショット運転は上への排出のフィンを閉めて前方にプラズマクラスターを強力に出す、消臭メインのモードなのですがこちらも強風で轟音です。

これらのモードは人が部屋にいない時に部屋の空気を素早くキレイにする想定のようですが、本体に触ってみるとかなりの振動が伝わってきて少し心配になります。

まぶしい

どのモードでも部屋の明るさに応じで前面の表示部の明るさは変動し、おやすみモードの場合は部屋が暗くなると消灯します。

ですが無線LANの接続状況を示すアンテナマークだけは常に点灯しています。

オンラインかどうか確認できるものの、部屋を完全に暗くして寝る場合はちょっと眩しいです。

カードを貼ってます

見栄えが悪くなるの承知でその部分だけ覆っています。

せっかく無線LAN対応機種なのでアップデートで改善されるかなと思っていましたがそういったことは無いようです。
そのような機能はアップデートでも対応できないのかもしれませんし、そもそもそういった苦情が無いのかもしれません。

無線LANまわり

無線LANの感度も若干悪い気がします。

スマホなど他の機器が電波を拾える状況でも圏外となることがよくありました。

結果的に無線LANルーターを買い替えて電波を強くすることで解決しましたが、電波が届かないと無線LANの表示が点滅するので消灯時は余計に眩しく感じていました。

ですので無線LANの親機から遠い部屋や間に障害物がある部屋で使う際はちょっと注意が必要です。

金額と手間

型落ちとはいえまあまあいいお値段ですしお手入れ箇所は多く、消耗品の交換部品も多いです。

プラズマクラスター発生装置を交換できるということはそれにもお金がかかります。(2年毎の交換で3000円ほど)

加湿のタンクにも交換可能な銀イオンのカートリッジ(1年毎で700円ほど)が付いています。

メインのフィルター類は一応10年持ちますが状況によって劣化は早まりますし、以前の機種では水洗いできた脱臭フィルターも洗えないようになっていました。

その他

シャープ独自の背面吸気という構造も、設置場所の関係で他のメーカーと比べるとマイナスな部分かもしれません。

人によってはここが最大のネックにもなりえます。

ただ、その点を逆手に取って正面から見えない背面フィルターの外側に使い捨てプレフィルターといわれる不織布のフィルターを付ける仕様は面白いです。

フィルターは撮影用に新品です

本体にマジックテープを貼る必要があり背面とはいえデザイン的にスッキリしない、さらには本体がグレーなのでかなり目立っていますが、このフィルターがあることでお手入れが多少楽になります。


もう一つ細かい点を上げるとすれば、前面表示部には

  • 湿度
  • 温度
  • 電気代
  • 空気の汚れ具合

のどれかを選べるのですが2つ以上同時に表示できないことでしょうか。

まとめ

空気清浄機能については価格に応じた効果があるものと思うことにし、主にそれ以外の部分のレビューしてみました。

基本的におまかせとおやすみモードにしておけば問題はなく、24時間付けっぱなしでも電気代は一日2~3円。

部屋の状況がわかり(過去一週間分のデータと2年間分の電気代)、どこからでも操作でき、お手入れのタイミングやタンクの水切れを教えてくれるというのは使っていてとても便利です。

使い捨てのフィルターに関してはこの記事を書くまで特に気にしてなかったですが、前面や側面にあれを貼るわけにはいかないですから背面吸気ならではのアイデアだと思います。
一番外のフィルターは意外と汚れますので。

最後になりますが2年以上前に発売の機種ですのでいつまで製造が続くのかはわかりません。

一世代前の機種は販売終了となっているところもあるようですので、このクラスで無線LAN対応機種が欲しい方はご購入を検討されてみてはいかがでしょうか。

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こんな方におすすめ

  • 最新機種にはこだわらない
  • そこまで大きいサイズは必要ない
  • 無線LANやアプリの設定に抵抗がない
  • 常に部屋の空気状況を把握していたい
  • 他にもシャープのスマート家電を使っていてスマホで一括管理したい
  • フィルターなどの掃除のタイミングを忘れがち

逆にアプリを使用しないのであればあえてこの機種を選ぶ必要は無いと思います。

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